先日SEO検定の1級と2級にW合格しました。
SEOの知識がほぼ0の状態でブログを始めたので、猛勉強します。
今から勉強始めて約1ヶ月後の試験でどこまでいけるか、楽しみです。 pic.twitter.com/YPpwz2yRPi— にし (@nskn_curry) March 14, 2020
先週受けたSEO検定1級、2級ダブル合格!!
嬉しい〜!!
知識だけじゃなくて実践できるように頑張ろう! pic.twitter.com/8NELjyWwAE— にし (@nskn_curry) April 24, 2020
実際、やり方さえ分かれば1ヶ月での取得もそう難しくない資格です。
そこで今回は「知識ゼロから一か月でSEO検定1級に受かるための方法」についてお話していきます。
そもそもSEOとは
SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimizationの略)のことです。
ブログやWebサイトなどの情報発信は人に見てもらってこそ、その意味を持つのではないかと思います。
しかし、ただ作成するだけではPV数は伸びません。
なぜならネットの海には、数え切れないほどのWebサイトがあるからです!
具体的な数は分かりませんが、ネット上では世界のWEBサイト数は16億8000万とも言われています。
(参考:https://wakarukoto.com/?p=18397)
そんななか、多くの人が調べる特定のキーワードで検索をかけたとしても、人気サイトばかりが上位表示され、自分のサイトはかなり下の方に出てくることになり、誰にもクリックされないという悲しい現実が待ち受けています。
当然上位表示されたWebサイトはアクセス数も多くなり、HP上で販売している商品が売れやすくなったり、アフィリエイトなどで売上を上げやすくなったり、企業の知名度が上昇したり、と商売において良いことだらけです。
そのためWebサイトを制作した場合、検索結果で上位表示させるためのSEO対策こそが、Webサイトの運営の肝になるのです。
SEO検定について
ここからはSEO検定について詳しく説明していきます。
SEO検定とは
SEO検定は、全日本SEO協会が実施している資格試験です。
その名の通り、SEOに関する知識全般が問われる試験となっています。
※詳しくはSEO協会のサイトをチェック→(https://www.zennihon-seo.org/)
試験時間は60分で、問題は80問。全問選択式の問題です。
各問題の配点は公開されていませんが、80%以上程度の正答率で合格なので、64問以上合っていれば合格になるのではないかと考えられます。
ちなみに、全日本SEO協会によれば、合格者数が600名突破した(2019年7月時点)を突破したとのこと。
2018年7月時点では合格者数は300名以上だったため、少しずつ人気が高まりつつある資格だといえるのではないでしょうか。
SEO検定の難易度は?
2019年度のSEO検定の平均合格率は以下の通りです。(参考:https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/goukakuritu.html)
2019年度 SEO検定試験 平均合格率
- 1級 81%
- 2級 84%
- 3級 78%
- 4級 86%
平均合格率は82%ということで、資格試験にしてはかなり合格率の高い資格だということが分かります。
とはいえ、2017年までは問題数60問、正答率70%だったSEO検定ですが、現在では80問の正答率80%以上に変更されており、少しずつ難易度が上がっています。
そのため、取得を検討している方は安定して難易度の低い今のうちに取ることをオススメします。
SEO検定は一度取得すれば生涯にわたって名乗り続けることが出来る資格ですので、そういう意味でも取るなら早いに漉したことはないのではないかと思います。
受験料
SEO検定の受験料(税抜き)は以下の通りです。
受験料一覧
- 1級 8,000円
- 2級 6,000円
- 3級 5,000円
- 4級 5,000円
試験結果について
試験結果は、受験後10日以内に郵送で送られてきます。
私の場合は、受験の4日後のお昼には郵便受けに届いていました。
複数の級を同日に受験した場合は、結果もまとめて送られてきます。
結果がスピーディーに送られてくるのはありがたいですね。
SEO検定取得のメリット
次に、SEO検定の資格をとればどんなメリットがあるのかをご紹介します。
Webサイト運営などの実務で役に立つ
SEO検定を取得すれば、SEOの知識がある程度身につくので、Webサイト運営などの実務で役に立つことも多いです。
他社のコンサルやWebサイト運営相談にのることをすることになった場合にも、このような資格を持っているということを知ってもらうと、「この人はSEOの知識があるんだ!」「もっと色んなことを聞いてみたい、頼んでみたい」と信頼してもらいやすくなります。
また、副業やプライベートでWebサイト運営をされている方にもオススメです。
まさにSEOについてほぼ知らない状態で作成した記事ばかりの当ブログがその例です。
SEO検定を取得した今となっては、何故PV数が伸び悩んでいたのかというブログのだめな点がたくさん分かるようになりました。
これはSEOを勉強しなかったら、気づけなかったことだと思います。
今後SEO検定で学んだ知識を中心にSEO対策をして、より多くの方々に発信できるブログへと成長させていきたいです。
就職に有利になる
SEO検定は立派な資格ですので、取得すれば履歴書に記載することが出来ます。
WebマーケティングなどのSEOに直結する職種に応募する際は、特にプラス評価につながる資格だといえるでしょう。
また、希望職種が異なる場合でも、そもそもSEOの重要性に対する認識が国内で高まっているので十分アピール可能な資格です。
私自身、過去にメーカーで100人以上の求職者の面接を実施してきた元人事担当者ですが、他の人があまり持っていない資格が履歴書に書かれていると、その求職者のことが印象に残ったり、面接でその資格について、ついつい聞きたくなってしまいます。
こうして話題作りにもなりますし、「珍しい資格を持っている人だ!」と覚えてもらいやすくもなり、就職活動においていいことだらけです。
転職に備えてスキルを身につけておくために取得するのもアリだと思います。
資格を取ることでチャンスができる
嘘のような話ですが、私自身SEO検定の資格を取得したことを早速会社の社長に報告したところ、「ちょうど新しく会社のサイト運営担当者を探していたところだ」といわれ、あれよあれよという間に会社のHP運営の担当者に抜擢されました。
会社としても、「SEOの知識がない社員」に任せるより、「SEO検定を持っている社員」に任せた方が合理的だと考えたのでしょう。まさかこんなすぐに資格取得の効果が出るとは思ってもいなかったので、驚きました。
たとえ取得が簡単な資格だとしても、持っているのと持っていないのとでは周りからの評価は全然違います。
資格取得は、自ら仕事をつかむためのチャンス作りにもなります。
SEO検定1級の対策方法
ここからは、未経験の私がSEO検定1級を1か月で取得した対策方法をご紹介します。
1級の出題範囲を知る
SEO検定のそれぞれの級では学ぶテーマが異なります。
それそれの級で学ぶこと
- SEO検定1級:モバイルSEO、ASOとアプリマーケティング、ローカルSEO、Googleアップデート、検索順位の復旧方法、SEOの未来
- SEO検定2級:コンテンツ資産の構築、外部リンク対策、トラフィック要因の重要性、ソーシャルメディア対策、アクセス解析と競合調査
- SEO検定3級:検索キーワードの需要調査、パターンと目標設定、上位表示するページ構造、キーワード出現頻度、サイト内リンク構造、サイト構造
- SEO検定4級:Webと検索エンジンの仕組み、Googleの特徴、SEOの意義と情報源、企画・人気要素、内部要素、外部要素
そして、SEO検定1級の範囲は以下のように示されています。
SEO検定1級公式テキスト2018年版の第1章から第6章までの全ページ
SEO検定2級公式テキスト2018年版の第1章から第5章までの全ページ
SEO検定3級公式テキスト2018年版の第1章から第6章までの全ページ
SEO検定4級公式テキスト2018年版の第1章から第6章までの全ページ
要するに、1級を取得するためには、1~4級全ての勉強が必要になるということです。
ちなみに2級の場合は2~4級が出題範囲で、3級の場合は3~4級が出題範囲です。
『一問一答合格ドリル』は必須!
SEO検定を取得するには、出題範囲の級の『一問一答合格ドリル』を手に入れることは必須だと考えています。
『SEO検定 公式問題集 4級 2022・2023年版』
『SEO検定 公式問題集 3級 2022・2023年版』
『SEO検定 公式問題集 2級 2022・2023年版』
『SEO検定 公式問題集 1級 2022・2023年版』
私の場合、1級の取得が目標だったので、1~4級の『一問一答合格ドリル』を全て購入し、使い倒して合格しました。
『SEO検定 公式問題集 2022・2023年版』には、例題100問の他に、2回分の過去問(各80問)も収録されており、過去問を使った演習も行えます。
そして何より、実際にこの問題集の中からそのまま実際の試験に出てくる問題も多かったため、この問題集を徹底的にこなすことが合格への何よりの近道です。
テキストで流れをつかむ
こちらは必須ではありませんが、テキストの購入もオススメします。
正直、SEO検定を受検する目的が「合格するだけ」なら『一問一答ドリル』の内容を全て完璧にすれば合格することは可能です。
しかし、多くの方は「ただ合格したい」のではなく、「SEOの知識を身につけたい」と思って勉強するのではないでしょうか。
合格よりも知識をつけることに重きを置いている場合は、テキストの整理された情報を見ながらSEOの勉強をする方が、はるかに効率的にSEOのノウハウを学ぶことが出来ます。
例えば、センター試験の日本史を勉強することになったとします。
ひたすら過去問や一問一答に取り組みまくって完璧にすれば、たしかにある程度の点数は取れるかもしれません。
しかし、これは効率的な学習方法ではないと思います。
やはりテキストを一冊買って、日本史の流れをつかみ、事件の起きた背景などの周辺知識も含めて学ぶことで、効率的に日本史の知識を身につけることが出来、その結果点数も上がっていくのではないかと思います。
SEO検定も同様に、いつ・なぜ・どのようなアップデートがあったのか、なぜこのような対策をすれば検索順位が上がるのか、などの背景や流れがあります。
そしてその流れをつかむことで、SEO検定取得後も自分のチカラで考えながらSEOの実践をしていくことが出来るようになると思います。
そのため『一問一答ドリル』は試験対策としては優れていますが、SEOを学ぶという点ではテキストに劣ります。
お金に余裕のある方は、テキストと一問一答合格ドリルの両方を使って勉強することをオススメします。
『SEO検定 公式テキスト 4級 2022・2023年版』
『SEO検定 公式テキスト 3級 2022・2023年版』
『SEO検定 公式テキスト 2級 2022・2023年版』
『SEO検定 公式テキスト 1級 2022・2023年版』
ひたすら過去問を解く
私が行った試験対策は、ひたすら『一問一答ドリル』を解く。シンプルですが、ほとんどこれだけです。
より詳しく勉強手順を説明すると、以下の流れで対策を行いました。
対策手順
- まず『一問一答合格ドリル』の1~4級の全ての問題に一気に取り組む。(合計1040問)その際、解答は見ない。
- 答え合わせで分からなかったところにチェックをつける。(選択式でたまたま合ってた問題もチェックをつける)
- チェックをつけた問題の解説を読んで、確認。
- ややこしいと感じた箇所はテキストを読み、納得出来るよう確認する。
- 分からなかった問題を解いていき、分からない問題を減らしていく。
- 1~5を繰り返し、分からない問題を試験までに一つでも減らす。
私はこのやり方で、1ヶ月で1級と2級の両方に合格することが出来ました。
前述の通り、通常はテキストを読んでから問題を解く流れが一般的ですが、私の場合少し時間がなかったので、いきなり問題を解くところから始めて、なるべくたくさん問題に触れるということを心がけていました。
全てを完璧に覚え切れていなくても合格は可能ですので、なるべく分からないところを一つでも減らしていくという作業が大切です。
SEO検定をとってもSEOのプロではない
一つ注意しておきたいこととしましては、SEO検定をとるだけでは、SEOのプロにはなれないということです。
私自身、SEO検定1級に合格しましたが、「これで自分がSEOのスペシャリストだ!」なんて口が裂けても言えません。
ハッキリ言って、SEO検定に受かることは、少し勉強すれば誰でも出来ることです。
そこに、SEOの実務経験は必要ありません。
例えるなら、楽譜や音楽理論だけ学んで、実際にピアノを触っていないのと同じ状態です。
それでは当然、「一流のピアニストだ」なんて言えませんよね。
そのため、「SEO検定1級を持っている人は、SEOのスペシャリストなんだ!」とは考えない方がよいです。
あくまでSEOを勉強した一つの証に過ぎません。
本格的にWebマーケターを目指すならば、スクールに通って学ぶか、実際にWebマーケターとして働くか、自身でメディアを運営してSEO対策を実践するのが手っ取り早いです。
無料の個別相談も実施しているので、まずは気軽に話を聞いてみましょう!
SEO検定はコスパの良い資格
Webマーケティングやインバウンドマーケティングが流行っている現代において、SEOの知識を持っている人材が強いことは間違いありません。そのためSEO検定の資格を持っていることの評価は、今後も高まっていくのではないかと考えられます。
また、私自身SEOを効率的に学ぶことが出来ましたし、1級保有者として今後も継続して学んでいきたいと思える一つのキッカケにもなりました。
個人的には取得して非常に満足していますし、上述の様々なメリットがあることを考えると、SEO検定はコスパの良い資格だと思います。特に、SEO初学者の勉強にはうってつけの資格だと思います。
是非興味を持った方はSEOを勉強してみてください!
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