こんにちは。統計ブロガーのにっしーです!
「統計学」というとみなさんはどのようなイメージがあるでしょうか。
なんだか少し難しそうであまり自分たちと関わりがなさそうなイメージをいただく方もおられるかもしれませんが、実は統計学は生活に密接に結びついた学問なんです!
例えばニュースでよく登場する世論調査、雑誌やネットなどで見かける商品の売上などのランキング、車を利用する方は気にする自動車の燃費など、これらのことは統計学を元に算出された数字です。
他にも、平均寿命、テレビの視聴率、ラジオの聴取率など日常の暮らしで耳にする、自分にも必要な数字であり生活に必要な学問であることがよくわかります。
そして、このビッグデータ時代、統計学の需要が増え、その結果統計学を学べる大学も少しずつ増え始めています。
そこで今回は、今注目が高まっている統計学を学べる大学をまとめてみました。
是非、参考にしてもらえると幸いです!
この記事を読むと、以下のことが分かるようになります!
この記事を読むと分かること
- 統計学を学べる大学(国公立・私立)
- 各大学の特徴
統計学とは
統計学とは、統計に関する研究を行う学問です。
統計的手法は、程度以上の数のバラツキのあるデータの性質を調べたり、大きな元データから一部を抜き取って、その抜き取ったデータの性質を調べることで、元の大きなデータの性質を推測したりするための方法論を体系化したものです。
実験計画、データの要約や解釈を行う上での根拠を提供するため、幅広い分野で応用されています。
第四次産業革命と言われる時代になり「AI」や「IoT」を生かした技術の進化が目覚ましい昨今、さらにその技術を利用した生活が身近になっています。
その中で、技術が繋がり合い、様々なデータが分析されており、その根幹には「統計学」が存在しています。
手持ちのデータからもっと大きな未知のデータや未来のデータを推測するための学問、21世紀で求められる知識として、今後の社会では必須だと言えます。
そして、統計学を学ぶことは、この情報化が進む社会の中で、様々な情報やデータを得ることができるのです。
統計学で学べること
統計学の知識や方法は現在、世界中で意思決定、マーケティングなどあらゆる場面で利用されています。
さらに企業、政府、研究機関の多くの意思決定やリサーチにおいて統計学を用いた結論付けがなされていっていると言っても過言ではありません。
統計学には私たちの暮らしや社会に関わる企業や政府、地方自治体などの戦略、政策などに大きな影響が出たり、活用されています。
統計学を学ぶことによって、世論、世の中で起こっていることや発表されている数字がどのように操作されているか、何かおかしいことがないかなどを考えたり、理解することが可能になります。
進歩する世界や技術、そしてデータとともに、先を読むことができるようになるでしょう。
統計学が学べる大学10選
国立大学
北海道大学
(参考)北海道大学HP
北海道大学は、言わずと知れた国立の名門校です。
文部科学省が認める「数理及びデータサイエンスに係る教育強化」拠点大学の1つにも選定されている大学になります。
同大学では、学部を問わず1年生全員に情報科目を必修化しているのが特徴です。
また、医学統計学教室や生物統計コンサルテーションを行っていたり、情報解析研究室(情報理工学コース)があるなど、統計学を学ぶのに適した環境も整っています。
滋賀大学 データサイエンス学部
(参考)滋賀大学HP
滋賀大学は、2017年に日本初となるデータサイエンス学部を設置した大学です。
定期的なデータサイエンスセミナーを開催していたり、イベント開催にも積極的で、データサイエンスを世の中に広めていくための活動を最も行っている日本の大学といえるでしょう。
ちなみに、滋賀大学は彦根城のすぐ近くなので、歴史ある町のなかで研究に没頭できるというのもいいですね。
東京大学
(参考)東京大学HP
日本最高峰の偏差値、知名度を誇る東京大学。
そんな東京大学は、実はデータサイエンス教育においても国内を牽引している大学の一つだということをご存じでしたか?
実は東京大学の中でも、医学部、工学部、大学院にてデータサイエンスを学ぶことができます。
また、東京大学大学院でも、経済専攻統計学コースなど、統計学を専門的に学ぶことが出来るコースもあります。
レベルの高い環境で最先端のデータサイエンスを学びたい方にオススメの大学といえます。
広島大学 工学部 情報科学部
(参考)広島大学HP
広島大学の情報科学部は、平成30年4月に新設された学部です。データサイエンスや情報処理のスペシャリストを養成する学部です。
海外大学の著名な研究者を客員教授として呼んでいたり、日本国内にとどまらないグローバルなデータサイエンススキルを身につけることが出来る点も特徴的です。
大阪大学 基礎工学部
(参考)大阪大学HP
大阪大学は関西を代表する国公立大学の1つです。
工学で常識を打ち破るというキャッチコピーの元、日々さまざまな研究が行われています。
そんな大阪大学工学部の数理科学コースは、数理モデル、統計数理、数理計量ファイナンスの3大講座からなっています。
現象を表現する数理モデルの開発と、その解析を通して現実に接近しようとする数理科学に関する教育・研究を行っています。
東京工業大学
(参考)東京工業大学HP
東京工業大学は、東大に次ぐ理系大学として有名です。
理系大学なので確率、統計学など学ぶことが出来ますが、特に統計を学びたい方は数理・計算化学コースがオススメです。
機械学習や数理統計学、データ解析など幅広い知識をハイレベルな環境で学べ、実践で役立つデータ活用スキルを身につけることが出来ます。
私立大学
早稲田大学
(参考)早稲田大学HP
早稲田大学は日本トップクラスの学力や知名度を誇る私立大学として有名です。
早稲田大学には、全学生を対象にしたデータサイエンス認定制度なるものがあります。
この制度では、体系的なデータサイエンス教育を実現しています。
また、専門性とデータサイエンスの融合によるデータサイエンス研究にも積極的に取り組んでいます。
就職後のキャリアにも活かせる専門性を身につけるチャンスを全学部生が持っているというのは素晴らしいですね。
立正大学 データサイエンス学部
(参考)立正大学HP
立正大学の専門基礎科目群の授業「データサイエンティストの世界」では、第一線で活躍しているさまざまなデータサイエンティストの授業を受講できます。
また、立正大学は、日本唯一の対人・社会心理学科を持つ大学としても知られています。
心理学は統計学とも関わりが深い学問なので、こういった観点でも統計学と関わりの強い大学だと言えます。
東京理科大学 工学部 情報工学科
(参考)東京理科大学HP
理系私大の最高峰ともいわれる東京理科大学では、全学部的にデータサイエンス教育を提供しているという特徴があります。
データサイエンスを学部横断型プログラムとして打ち立てているため、データサイエンスをいかに重要視しているかがうかがえます。
日本屈指の理系私大がデータサイエンスにチカラを入れていると言うことは、今後他の私大でも同じような動きが増えていくかもしれないですね。
将来、データサイエンティストやAIなどの仕事に興味があるという方にオススメの大学です。
武蔵野大学 データサイエンス学部
(参考)武蔵野大学HP
武蔵野大学は、データサイエンス学部、アントレプレナーシップ学部などオンリーワンのユニークな学部があることで有名な大学です。
なかでも、データサイエンス学部は全国で3番目に設置された大学で、国内データサイエンス学部の中でも歴史の長い大学といえます。
他の大学とは違うんだと言うことを打ち出している大学なので、そのような革新的な校風の大学内でデータサイエンスを学べるというのはきっと刺激的だと思います。
データサイエンスを活用した新しいことに挑戦したいと思う方にはピッタリの大学かもしれません。
武蔵大学
(参考)武蔵大学HP
武蔵大学は、「ゼミの武蔵」とよばれています。
それほど、授業で学んだ知識をもとに1年生からゼミ活動で学びを深めていくスタイルで有名な大学です。
武蔵大学の強みは社会学など文系科目です。
文系目線で考えるデータサイエンスは他大学との大きな違いの1つともいえるでしょう。
中央大学 理工学部 ビジネスデータサイエンス学部
(参考)中央大学HP
中央大学は今人気の西村博之さんやステハゲさんなど多くの著名人を輩出した大学として有名です。
ビジネスデータサイエンス学部は、世の中のデータ活用における課題を解決するため、データサイエンスと現代ビジネスをつなぐカリキュラムとして生まれました。
具体的な学習内容としては、R、Python、SQLなどプログラミングやデータベースの知識(データサイエンス力・データプログラミング力)と、マーケティングなどのビジネススキルなど、多岐にわたります。
他大学に比べ、よりビジネスの即戦力となるようなデータサイエンスを学べる点が中央大学の特徴です。
成蹊大学 理工学部 データ数理専攻
(参考)成蹊大学HP
成蹊大学の理工学部データ数理専攻では、データ活用に必要な専門知識や、プログラミングスキルも学ぶことが出来ます。
そのため、データサイエンティストだけでなくITコンサルタント、システムエンジニアなど、幅広い職種で活躍することを見据えて、日々学びを深めることができます。
ちなみに、成蹊大学はキャンパスが非常に美しいことでも有名ですが、少人数教育でしっかりと勉学に励める環境であることも魅力の1つです。
同志社大学
(参考)同志社大学HP
関西の有名私立大学の同志社大学の文化情報学部でも、データサイエンスを学ぶことが出来ます。
実は、運営者の私も本学部出身です。
授業でも統計学の基本から、定量・定性データ分析に関する講義もあり、統計の勉強がしやすい環境にあったと感じています。
同志社大学の文化情報学部では、人間の営みを文化と捉え、それらをデータサイエンスを使い解き明かしていくことをモットーとしています。
そのため卒業研究までに幅広い教養に触れることが出来、その上で自分の研究したい分野を決め研究室を選びます。
自分の研究分野をデータサイエンスのチカラで解き明かしていく、まだ世の中にない新たな研究を始めてみるのも面白そうですね。
まとめ
今回は統計学やデータサイエンスを学べる大学をご紹介しました。
私たちの暮らしが続く以上、データはどんどん数も種類も膨大になっていくことでしょう。
そんなとき、データを正しく活用出来る知識を持っているかどうかで、情報社会をサバイブできるかどうかが決まってくるのではないかと思います。
大学で学びたいことが見つからないという方は、統計学を学んでみてはいかがでしょうか。
補足
そのため、大学でなくてもスクールなどでも統計学は学ぶことができます。
オンラインスクールを下記記事で紹介しているので、気になる方は是非読んでみてください!
大学では別の専攻をしつつ、外でデータについての理解を深めるのもいいですね!
また、Udemyでもたくさんの統計学講座があるので、気になった方はぜひ学んでみてください!
あらかじめ統計学がどのようなものかを知るために講座を受けておいて、学部選びの参考にするのも良いかもしれないですね。
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統計学に興味がある方は、是非チェックしてみてくださいね!
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