統計ブロガーのにっしーです!
昨今、データ分析の重要性が年々増しています!
情報技術の発展に伴い、多くの企業が多種多様かつ膨大なデータ(いわゆるビッグデータ)を容易に手に入れることができるようになりました。
しかし、データは持っているだけでは意味がありません。
正しく集計し、分析し、課題発見、そして解決のための施策立案へとつなげていってこそ意味を持ちます。
そこで重要になってくるのがデータリテラシーです!
そこで今回は、データリテラシーを高めるために役立つ資格をご紹介していきます!
この記事を読むと分かること
- データ分析に役立つ資格
- 各資格オススメの対策本
統計検定
公式サイト:https://www.toukei-kentei.jp/
統計検定は、一般財団法人 統計質保証推進協会が実施している試験です。
統計に関する知識や活用力を評価する試験であり、難易度や出題範囲に応じて以下のような様々な種類の試験があります。
- 統計検定1級
- 統計検定準1級
- 統計検定2級
- 統計検定3級
- 統計検定4級
- 統計検定 統計調査士
- 統計検定 専門統計調査士
- 統計検定 データサイエンス基礎
- 統計検定 データサイエンス発展
- 統計検定 データサイエンスエキスパート
なかでも、ビジネスマンがデータ分析の知見を付けるために最初にオススメなのは、統計検定3級です。
難易度はそれほど高くなく、中学高校の数学の振り返りにもなりつつ、統計学の基礎を学べるので、入門に最適な試験だと思います。
また、データの種類や読み取りについても学べるので、学んだ知識をすぐにビジネスの場でも生かせるというのもオススメの理由の一つです。
近年CBT受験化が進み、統計検定準1級~4級まではCBT方式で受験できるようになっているので、自分のタイミングで受けられるようになったので、この機会に受験してみてはいかがでしょうか。
G検定 / E資格
公式サイト:https://www.jdla.org/
G検定/E資格は、一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施している試験です。
G検定は、人工知能(AI)や機械学習を使ったデータ活用についての広く実践的な知識について有することを証明する資格です。
近年のDX需要の高まりにともない、注目度が高くなっている資格になります。
人工知能を使った事業の設計や、それに関連する契約や倫理など、ビジネス活用の幅広い知識が問われます。
一方でE試験は、機械学習モデルの実装や、数学的な計算の理解を問う試験となっています。
ザックリ言うと、G検定は、ジェネラリスト向けの資格で、E資格はエンジニア向けの資格ということですね。
ビジネス数学検定
公式サイト:https://www.su-gaku.biz/
ビジネス数学検定は、公益財団法人 日本数学検定協会が実施している試験です。
公式サイトでは、ビジネス数学検定のことを以下のように説明されています。
「ビジネス数学検定」は、日常生活やビジネスの現場での数字の活用能力を測定する検定です。
数学検定よりも、よりビジネスにまつわる数字の知識を問うイメージの試験です。
特に、3級レベルであれば、社会人ならだれもが知っておきたい知識が盛りだくさんなので、自身の知識の確認のために受験してみるのもオススメです。
Python3エンジニア認定データ分析試験
公式サイト:https://www.pythonic-exam.com/
Python3エンジニア認定データ分析試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施している試験です。
Pythonの文法の基礎について問われます。
試験方式はCBT方式で、試験時間は60分です。
Pythonを学んでいて、知識を確認したいという方にオススメの試験です。
データスぺシャリスト検定
公式サイト:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
データスぺシャリスト検定は、情報処理推進機構が実施している試験です。
データベースに関する専門的な知識や技術を問う試験で、試験も午前Ⅰ、Ⅱ、午後Ⅰ、Ⅱと4部構成(計300分)、かつ選択式だけでなく記述問題もありということで、難易度はかなり高めです。
それだけに、取得することができれば、ビジネスの場や転職の場でかなりの専門性を示すことができるので、取得時のメリットは大きい資格となります。
特に、データ分析に興味はあるけれどデータ人財がおらず、データの活用が進んでいないという企業は多数あるので、持っていれば引く手あまたの資格といえるでしょう。
データサイエンティスト検定 リテラシーレベル
公式サイト:https://www.datascientist.or.jp/dskentei/
データサイエンティスト検定は、一般社団法人 データサイエンティスト協会が実施している試験です。
その名の通り、データサイエンティストとしての基本知識を問う資格試験で、難易度としては見習いのデータサイエンティストレベルなので、それほど難易度が高いわけではありません。
しかし、データサイエンスに知見がない状態だと難しいので、基本をしっかり身につけてから臨むことが必要です。
また、データ分析のスキルを付けるには、オンラインスクールに通ってみるのもオススメです。
なかなか独学では身につけることが難しいスキルでもあるので、不安な方は気軽に無料の説明会から参加してみてください!
統計士 / データ解析士
公式サイト:https://www.jitsumu.or.jp/
統計士/データ解析士は、一般財団法人 実務教育研究所が実施している試験です。
なんといっても文部科学省認定の社会通信教育をおこなっているという点で、非常に信頼性の高い団体です。
こちらは試験というよりも講座を修了することで得られる資格です。
現代統計実務講座の「報告課題」と「終末課題」の成績が基準をクリアすることで、資格を得ることができます。
特に優秀な成績を収めた方には、文部科学大臣賞も授与されるので、こちらを授与されれば自身のキャリアにかなり箔がつくのではないかと考えられます。
ビジネス統計スぺシャリスト
公式サイト:https://stat.odyssey-com.co.jp/
ビジネス統計スぺシャリストは、株式会社 オデッセイ コミュニケーションズが実施している試験です。
Excelを活用したデータ分析の実践力をはかる試験です。
統計学×Excel操作のいいとこどりのような資格で、Excelを実務で活用している方にとってはすぐに活用できる知識も多いので、大変オススメの資格です。
基礎と上級があり、上級では仮説検定や相関分析、回帰分析と、統計検定2級レベルの内容も問われます。
基本情報処理技術者試験 / 応用情報技術者試験
公式サイト:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
基本情報処理技術者試験は、経済産業省が実施している国家試験です。
ITパスポートの上位にあたる資格で、個人的にはIT業界で3年以上働いている人であれば取っておきたい資格の一つです。
午前と午後に試験が分かれており、午前はITパスポートにも通ずる知識系の問題、午後はそれらの知識を前提とした実践的な内容になってくるので、それぞれに沿った対策が必要になってきます。
OSS-DB技術者認定試験
公式サイト:https://oss-db.jp/
OSS-DB技術者認定試験は、が実施している試験です。
オープンソースデータベース技術者認定試験です。
オープンデータは、公的機関が出しているものがほとんどなので、信頼性の高いデータです。
オープンデータを活用したビジネスを考えている方にオススメの資格です。
オラクルマスター
公式サイト:https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html
オラクルマスターは、オラクル社が実施しているオラクルのデータベースに関する試験です。
ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4レベルに分かれており、プラチナに関しては実務試験も入ってくるようです。
こちらも有名なデータベースなので、近年注目が高まっている人気の資格の一つです。
まとめ
今回は、データ分析に関する様々な資格をご紹介しました。
注意点として、データ分析は今回ご紹介したような資格を取ったからといって、「データ分析のプロである!」というわけではないということです。
資格を持っていなくても優秀なデータサイエンティストの方もたくさんおられますし、データ分析において重要なのは資格よりも実務経験だと思います。
しかし、資格を持っていれば、データ分析に関するある程度の知見を持っていることを周囲の方に示すことができます。
そのため、実務未経験の方が今後データ分析を生業として働きたい場合に転職活動で役立てることができます。
そのほかにも、自身のスキルを試したい、データ分析について勉強しなおしたい、といったケースでも資格の勉強は有効です。
ご自身のキャリアプランを実現するのを助けてくれるような資格があれば、ぜひ勉強してみてください!