今回は、ゴリゴリ文系の私がたった2か月で統計検定2級に合格した受験体験記についてお話します。
本記事では統計の知識については書いていません。
ただ、これから統計検定をこれから勉強する方々にとって励みになるような内容だと思います。
是非最後まで楽しんでいただければと思います!
文系のための統計学ブログとは
当ブログは、文系の方でも楽しんで統計学を学べるようにと思い立ち上げたブログです。
ちなみに、運営者自身もバリバリの文系人間です。
(高校2年生の冬に東進で受けたセンター試験同日受験の模試では、数学1A=12点、数学2B =4点を取ったレベルです。)
そんな私ですが、現在では統計検定2級や専門統計調査士の資格を取得し、引き続き統計検定準一級以上の取得を目指して勉強しています。
自分自身もそうだったのですが、文系の人が統計学を勉強する際に特につまずきやすいのは推定・検定あたりだと思います。
いろんな形の分布や式が出てきて、数学アレルギーを持つ我々文系はそれだけで頭が真っ白になります。。
そして、それらが試験範囲となる統計検定2級の取得を諦めてしまう方も少なくないと思います。
私自身も例外ではなく、過去に統計検定2級の勉強を諦めたことがありました。
しかし、一度諦めてから数年経ち、再び勉強して、統計検定2級に無事合格することができました。
再び勉強を始めてからは、毎日のように統計に関する本を読み、統計学のスクールにも通い、いろんな動画教材も見て、ひたすら自分に合った勉強法を模索し、そうしてなんとか合格することが出来ました。
正直、かなり遠回りをしてきたと思います。
「文系でも分かる!」「文系のための~」と謳われた統計本もたくさん読んできましたが、それらも結局後半になるとほとんど理解できないことも多かったです。
そんな数学アレルギー持ちゴリゴリ文系人間の私でも理解できた統計の考え方、学習方法を発信することで、同じような方々の学習の手助けになれたらと思い、当ブログを立ち上げました!
いつかは「統計検定2級を取得するには、統計LIFEがオススメだよ!」と皆さんに言ってもらえるような、そんなブログを目指しています!
当時26歳ゴリゴリ文系人間が統計検定2級を取るまで
さて、ここからは二度統計学の勉強を諦めたことのあるゴリゴリ文系人間の私が、統計検定2級を取得するまでをお話ししていきます。
統計学との出会い~1度目の挫折
私が統計学に初めて出会ったのは、大学生1回生の頃です。
私は関西のとある私立大学に通っており、データサイエンスやテキストマイニングを専攻していました。(学部は分離融合の学部で、私は文系でした。)
そのため、一回生の授業から統計学に触れることがありました。
こういうと
「なんやねん!学生時代から統計学をガッツリ学んでたんかい!」と思われがちですが、そうではありませんでした。
たしかに講義自体はありました。
しかし、お恥ずかしい話サークル活動に勤しむあまり、授業はサボりまくり、単位は落としまくりで、卒業時のGPAは1.0台と学部の中でもかなりの落ちこぼれでした。
一回生の春学期中には既に統計学の理解を諦めていたので、これが私の統計学学習の第1の挫折です。
データサイエンスを学ぶ学部にいたにも関わらず、卒業時にも「箱ひげ図」や「標準偏差」などの統計検定3,4級レベルの知識すらないというヒドい有様でした。。
就職~統計の魅力に気づくまで
意識低い系学生だった私は就活も特にこだわりなく、受かった地元メーカーに総務として就職しました。
しかし、そこで働くうちにあることに気づきました。
それは世の中はデータで溢れているということ。
そしてデータの持つ力が、いかに凄まじいかということです。
今や電車の中吊り広告や、街中、ネットなど、いたるところにデータは存在していて、私たちがデータを見ない日なんてありません。
そしてそれはビジネスの場でも同じです。
- 自分が取引先に商品を紹介するとき。
- 逆にこちらが提案されるとき。
- 上司に企画の提案をするとき。
いついかなる時も、データ、データ、データ。
もはやデータのないビジネスなど考えられない!
それほどに、私たちの身の回りはデータで溢れているということに気づきました。
そして、データを根拠に行った提案が通ったりすることを経験するうちに、「データのチカラってなんてスゴいんだろう!」「データを上手く活用できる人間になりたい!」と思うようになりました。
そこで、大学時代に自分がデータサイエンスの学部にいたことを思い出しました。
「なぜ最高の環境にいたのにも関わらず、もっと大学時代にちゃんとデータについて学んでこなかったのだろう」
その時にやっと反省しましたが、後悔していても仕方ありません。
私は、データを正しく活用をできる人材になるために、統計学の勉強を始めました。
統計検定2級に絶望~二度目の挫折
統計学に興味を持ち始め、1ヶ月ほど勉強して統計検定3級にはスムーズに合格できました。
統計検定3級は、それほど難しくない計算や数式しか出てこないので、
文系の方でも中学レベルの確率計算や基本的な語句の意味などが理解できれば、比較的容易に取得できる資格だと思います。
今では書籍、ネット、youtubeなど、さまざまなコンテンツで語句の分かりやすい解説はされているので、それらを何度も繰り返し見て、あとは過去問集を解きさえすれば、統計検定3級の対策は簡単にできます。
一応、個人的に3級の取得にオススメのテキスト、過去問集を以下に貼っておきます。
巷には様々なテキストが出ていますが、統計検定3級の取得なら以下の2冊だけで十分です。
さて、問題は統計検定2級です。
統計検定3級合格後に、「よし!次は統計検定2級を取るぞ!」と思い、早速統計検定2級の過去問集を買いました。
家に帰って過去問集を開くなり、私は絶望しました。
数字、数式、記号、分布、出力結果...みたことのないものばかり。。。
私の視界に広がっていたのは、3級とは全く異なる景色でした。
当然、ウォーミングアップのような最初の2~3問以外は全く解けません。
解説を読んでもちんぷんかんぷんでした。
「こんなん絶対無理やろ!!」
「やっぱり統計学は理系の人向けの学問なんだ!!」
そう思い、絶望したことを覚えています。
そんなときにTwitterなど、ネットを見ると、「統計検定2級は簡単!」「たった○○日で合格出来ました!」といった声がたくさんありました。
それらを見るたびに、「なんで自分はこの人たちみたいに理解できないんだろう」と悲しくなることが何度もありました。
そして私は、統計学の学習を諦めてしまいました。
2度目の挫折です。
転職~統計検定2級の取得
その後、新卒で入った会社を諸々の理由で辞めることを決意しました。
具体的な転職先、やりたい職種は決まっていなかったのですが、漠然とデータ分析に携わりたいという気持ちはありました。
統計検定2級の取得には挫折しましたが、データの重要性に対する認識は仕事をすればするほどに高まるばかりだからです。
とはいえ、仕事終わりの時間や休日に独学で勉強していてはなかなか難しいのではないかと思い、
「データ分析自体を仕事にすれば、スムーズに理解出来るのではないか!」と考え、データを扱う仕事に転職しました。
そして転職したあとは、毎日のように仕事終わりに統計に関する本を読みあさり、Youtubeやそのほかの動画教材で学んだり、統計学のスクールに通ったりと、約2ヶ月間、とにかく統計学に関する勉強を続けました。
そうして、無事統計検定2級を取得することができました。
冒頭にも書きましたが、自分に合った学習方法が分からず、色々模索してきたため、かなり遠回りをしたと思います。
ですので、今の自分だったらこのように勉強するというロードマップも、今後当ブログで紹介していけたらと考えています。
まとめると、
「私のような数学のセンター模試1割以下だった人間でも頑張れば取れたので、統計検定2級の勉強で挫折しかけている方も正しく勉強を続ければ2級は取れる!」
ということです。
当ブログの運営状況
小規模なブログですが、少しずつ見てくれる人が増えており、今では毎月3万人以上の方が訪れてくれるサイトになりました!
最初のうちは書いても書いてもなかなかPV数が伸びず、メンタルがボロボロでした。笑
しかし、それでも続けてこれたのは、少しでも読んでくれる方がいたからです。
自分の書いた記事を誰かが読んでくれて、そしてそれが読んだ人の役に立っているかもしれないということが本当に嬉しくて、今ではそれが更新の原動力になっています。
そして、現在はブログを始めたことをキッカケにWebマーケティング支援やデータ分析の支援のフリーランスとして活動させていただいております。
このブログは仕事でやっているというよりも、かなり趣味に近い副業的な立ち位置です。
そのため、本業が忙しいときには更新が遅れることもあると思うのですが、少しでも見てくれている方がいる限り、できるだけ続けていければと思っています!
ですので、時々ブログに訪れてもらえると本当に嬉しいです!(^^)
そして、極力間違いのないよう細心の注意を払いながら執筆しているつもりではありますが、私自身勉強中のため、万が一誤った情報を記載している場合は、コメントや問い合わせをいただけると幸いです。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんの勉強のお役に立つことができれば幸いです。
西 紘永
運営者の著書