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ダイヤル錠の安全性について ダイヤル錠が開けられてしまう確率

こんにちは。統計ブロガーのにっしーです!

今回はダイヤル錠が開けられてしまう確率についてご紹介いきたいと思います!

この記事を読むと分かること

  • ダイヤル錠が開けられてしまう確率
  • ダイヤル錠の安全性、危険性

よく自転車のカギなどに使われるダイヤル錠。

あなたは、このダイヤル錠の安全性について考えたことがありますか。

ダイヤル錠にも、3桁のもの、4桁のもの、5桁のものなどいろいろ種類はありますが、その種類によってあけられてしまう危険性が変わってきます。

今回は「組み合わせ」をもとに、ダイヤル錠の安全性について考えていきましょう。

是非最後まで楽しんで読んでください!

ダイヤル錠のあけるまでにかかる時間

今回、ダイヤル錠の数字の組み合わせをすべて試して、ダイヤル錠を開けるまでにかかる時間で安全性を考えていければと思います。

今回、一つの組み合わせで開くかどうかを確認するのに、3秒かかるとしましょう。

また、使うダイヤル錠は、一つのダイヤルについて「0~9」までの10通りの数字を選べるものとします。

3桁のダイヤル錠の場合

3桁のダイヤルの場合を考えてみます。

まずは、3つのダイヤルで合わせられる番号は、全部で1000通りです。

計算方法は、10×10×10=1000ですね。

つまり、一つの組み合わせを試して当たる確率は1/1000です。

こう見ると、なかなかあけられないようにも思えるかもしれませんが、ダイヤル錠の組み合わせを何度も試していけばいずれ正解の組み合わせに当たってしまうので注意が必要です。

そして全ての組み合わせを試すのにかかる時間は、3秒×1000通り=3000秒 となります。

3000秒は、50分ですので、ものの一時間足らずで開錠出来てしまうということになります。

一度に50分もガチャガチャと試す人はいないのでは、、と思うかもしれません。

しかし、5分だけ試して、その日は元のダイヤルに戻して、また翌日続きから試して、、、と繰り返していけば、短い時間放置しているだけでもすぐに開けられてしまう可能性はあります。

また、すべての組み合わせを試さなくても、000~から数字を1つずつ上げて試したときに、100番台など、早めに出てくる数字に設定していた場合は、ものの数分であけられてしまう可能性もあります。

また、ダイヤル錠の確認に慣れている人で一つの組み合わせを確認するのに1~2秒でできるとするならば、もっと短い時間であけられてしまいますね。

思った以上にあけられてしまう危険性が高いと思った方も多いのではないでしょうか。

4桁のダイヤル錠の場合

続いて、4桁のダイヤル錠の場合を考えてみます。

4桁の場合の組み合わせの数は、10×10×10×10=10000通りです。

そして、すべての組み合わせを試すのにかかる時間は、3秒×10000通り=30000秒 となります。

3000秒は500分、500分は8時間20分です。

1桁増えただけで、かなり時間が長くなりました。

とはいえ、根強く試す犯罪者がいたり、0000から辿っていったときに早めに出てくる番号にしていた場合、すぐにあけられてしまう可能性があるので、油断はできません。

5桁のダイヤル錠の場合

最後に、5桁のダイヤル錠の場合を考えてみましょう。

5桁の場合の組み合わせの数は、10×10×10×10×10=100000通りです。

そして、すべての組み合わせを試すのにかかる時間は、3秒×100000通り=300000秒 となります。

3000秒は5000分、5000分は83時間20分です。

こちらも1桁増えただけで、だいぶあけるのにかかる時間が長くなりましたね。

まとめ

簡単にまとめると、ダイヤル錠は一桁増えると、数字の組み合わせは10倍に、組み合わせを試すのにかかる時間も10倍になるということです。

とはいえ、数字を000~00000から辿って早くでてくる数字にしておくと、万が一狙われてしまったときに、危ないので、できればなかなか出てこない数字にしたほうが安全かもしれません。(こちらは、あくまでも私の主観です。)

また、不審者も、わざわざ5桁で試すのに時間がかかるダイヤル錠よりは、3~4桁で頑張ればすぐにできそうな方を狙うと思います。

そういった意味でも、ダイヤル錠を使う場合は、一つでも数字の桁が多いものを選んだ方が、防犯性が高いといえるでしょう。

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  • この記事を書いた人

にっしー

フリーランス2年目の29歳。 専門統計調査士など、統計に関する資格を複数保有。 自分が数学苦手だった文系だからこそ書ける、分かりやすい情報発信を心がけています。ヘビ飼育歴5年。 著書『これから学ぶ人のための統計学超入門』 寄稿実績:『知識ほぼゼロからデータ分析の専門家になる(週刊東洋経済)』、『50歳からの学び直し入門 (インターナショナル新書)』(一部)

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